平岡園「ほくめい」

平岡園は埼玉県所沢市下富に約1万坪の畑をもつ大農家です。この地は江戸時代初期に川越藩が新田開発を行った一角で、当時の短冊状の農地割リや、雑木林―畑―屋敷―屋敷林の四重の空間構成が今なお残っています。
この広大な農園でつくられている「ほくめい」も、埼玉県茶業研究所が平成4年に開発をした品種です。桃のような香りがあり,味は甘味と渋みが調和し、薄緑色の澄んだ水色がさわやかです。
次代園主の平岡忠仁さんは、和紅茶づくりにも熱心で、今年は
“うんか”が食った葉で作った珍しい和紅茶(「蜜香和紅茶」;ほのかにキャラメルの味と香りがします)をつくりました。
「ほくめい」は甘いお菓子(チョコレートやケーキ、和菓子等)と一緒に召し上がっていただくと、渋みと甘みが相乗効果をもたらします。