大西園「ふくみどり」

大西園は埼玉県入間市の金子台台地に、約3.0haの茶畑を持っています。陽当たり、水はけのよい台地上は、茶栽培の好適地ですが、半面、周りには遮蔽するものがなく風が吹き抜けるために、春先には冷害の被害にあうことも珍しくありません。それを防ぐために、数多くの防霜ファンが設置され、狭山茶ならではの風景を作り出しています。
「ふくみどり」も埼玉県茶業研究所で育成され、2003年に登録された狭山を代表する品種です。大西園では、「ふくみどり」に短時間の萎凋を施すことで、グレープフルーツのような香りを引き出し、こくのあるうま味の強いお茶に仕上げています。
ホット一息つきたいときに飲んでいただいても良いですが、食後に飲んでいただくと、食事に対する満足感が高まります。