これまで日本茶は、「やぶきた」品種をベースに数種類の品種を混合したブレンド茶でした。全国栽培面積の7割以上が「やぶきた」であることからも、必要度の高さが分かります。
しかし「やぶきた」以外にも飲んで美味しい品種は多数あるのです。特に近年開発された新品種には、個性際立つ味わい、香りの茶葉が目立ちます。
以下に紹介する埼玉県茶業研究所が開発した「さやまかおり」「おくはるか」「むさしかおり」「ふくみどり」「ゆめわかば」はその代表格です。いずれも埼玉県内で主に栽培されています。
紅茶の世界では早くからSingle Origin Teaが注目されてきましたが、このところウイスキーやコーヒーの世界でもSingle Origin
がもてはやされていることは、純粋な味わいに惹かれるとともに、希少性や個性的であることが、時代の価値観に合致していると言えるでしょう。
めずらしい緑茶のSingle Origin Teaで日本茶の幅広さ、奥深さをお楽しみください。